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プリザーブド&ドライアートのある暮らし 第132号 今年のボストン・アンティークフ

プリザーブド&ドライアートのある暮らし

2011年6月1日発行 Vol132. http://www.caracoles.jp/

女の子のイラスト


みなさん、こんにちは、カラコレスの坂本裕美です。
6~7年使っていたパソコンを変えたので
まだ慣れなくてあたふたしてます(笑)。

仕事の資料も「これ必要なのかな」と
判断するちょうど良い切り替え時だったのかも・・・。

なかなか日常の連続の中で
率先して区切りをつけるのは難しいので
こういったいわば「お引越し」のようなもの、
大事だなあと感じました。

同じ場所にいても時々お引越ししている気分の
「変化」が味わえるように、
暮らしも仕事もくふうしていきたいですね。

さあ、衣替えの季節、さわやかな情報おとどけしますね!


さてさてアンティークの世界が面白くなってきました。 2つ続けてレポートをお送りします。

 

イベントレポート

アンティーククラフト講座のデザインと制作を担当する中澤先生が、
ボストンのアンティークフェア買い付けデビュー!

(ライター神無月さんの聞き書きです)

アメリカの中では古い歴史を誇る都市ボストン近郊で開催される大規模なアンティークフェア。
洋服、布、レース、家具、雑貨など、さまざまな分野のコレクターやアーティスト達が世界中から見学や買い付けに訪れます。




今年は中澤先生が代表の坂本先生の買い付け旅行に同行し、素晴らしいアンティークの数々がカラコレスにあふれそう。
アンティーククラフト講座だけではなく、普段のレッスンにも取り入れられないかと考慮中です。
初めての海外直接買い付けの経験に今も興奮気味の中澤先生から旅の様子をうかがってみました。



想像を超えるデザイン、素材、技術力に圧倒
初めてのアメリカ、初めての買い付けのお供という大役に、見かけによらず緊張したのか、
直前に肩を故障させてしまった中澤先生。




痛み止めも効かず、強い痛みに耐えながらの道中になってしまいました。
「バスガイド時代は分厚いマニュアルを暗記したのだから、
今回もボストンについてしっかり勉強してくるはず」と期待していた坂本先生は拍子抜け。




それでも帰国後は「時差ボケでかなりの間ぼーっとしている」
という坂本先生よりも素早い立ち直りで、
早々に開催されたアンティーク講座でも、デザインから製作、
指導までを一手にこなしていました。


世界的規模のアンティークフェアを見学できた成果は多大でした。
特にこの1年間扱ってきた「ほどいて作品作りのためのパーツになった後のアンティーク」
だけではなく当時のドレスや帽子、
ベビー用品など「完成品」の完成度の高さに感動した様子。



「紫陽花の花を全面に付けたドレス、貝殻を貼り付けたドレス、カラスの羽のドレス…。
凝りに凝った花びらひとつひとつから全部手作りしたお誕生日プレゼント…」と、説明ももどかしそうに、夢見がちな瞳になっていました。
何十年、何百年の時を経て今に残るアンティークだけが持つ力に、まだ圧倒されているようです。





「カラコレスで素材を見ていたので私なりのイメージはありましたが、やはり現場を見ると素材のすごさにもデザイン力、技術力の高さにも言葉を失います」と、中澤先生。


歩きつかれて
ちょっとひと休みの中澤先生



坂本先生が作品をイメージしながらクールに選ぶのにも圧倒されたそうです。
もともと洋裁や手芸が専門の中澤先生。



洋服にも手芸用品にも目がありません。
ついつい「かわいい、素敵」と情熱が入り過ぎることになり、
ここでも坂本先生から「さあさあ、お仕事よ!」の一声が入ったそうで「すごくハードでした」との感想でした。



ロイヤルウエディングのデザイナー作品展も
フェアの規模も想像を超えるもの。
どこに何が潜んでいるのか分かりません。


いつも元気な坂本先生



例えば家具屋さんかと思ってちょっと覗いてみた店の奥の箱の中から、
見事なアンティークレースがごっそり出現という場面もありました。
意外な場所で発見した宝物たちをたくさん持ち帰っています。



最後の1日はニューヨークのメトロポリタン美術館を見学。
たくさんの展示から何を選ぶか、ふたりで好みを出し合うと一致したのは「服飾史」のみ。




こちらはたまたま休みでしたが、思いがけずに出会えたのが先の英王室の結婚式のウエディングドレスをデザインしたアレキサンダー・マックイーンの作品展。
世界最高峰の作品に直に触れることができました。




ツアーの一行が手芸の作家さん方だったことから、
信頼関係を築いた内緒の買いつけ先を教えてもらえるという一幕も。




一体どんなアンティーク素材が登場するのか、そしてさまざまな刺激を受けた中澤先生によるアンティーククラフト講座の今後にご期待下さい!
これを機会に受講してみたいという方、大歓迎です!
6月28日、いよいよ今回の買いつけたアンティークたちがデビューします。





とってもキュートなボタンとレースのブレスレット。
おそろいのネックレスも用意してお待ちしています。




また今回、アンティークデビューの初心者さんのためにお手頃なコラージュもご用意しました。
ホテル国際21が会場です。




◎6月アンティーク・クラフト講座
今回ボストンで買付してきた品がデビュー♪

開催日 6/28(火)
時間 10:00~正午
料金 ・経験者向け
「ボタンとレースのアクセサリー」
ブレスレット 12,600円(ネックレスもご希望の場合は別料金)

・初心者向け
「アンティークレースのコラージュ」
5,250円
場所 ホテル国際21にて
お申し込み カラコレス  0120-112-897 
info@caracoles.jp
または ながの東急友の会 026-224-1389まで
今後の開催 7/26、8/24、9/27、10/25、11/29、12/20





ウエディングフレーム作り体験(しない)レポート
アンティークレースをふんだん使う贅沢なひととき。
制作風景を羨ましく見ながら「次は挑戦したい」気分が盛り上がったのでした。(神無月)


アンティークのレースやお花、ボタンやビーズなどを使うカラコレスの特別レッスンも1周年。これまでコサージュとリース作製を体験してレポートしてきました。
ところが、作るのに夢中になりたいのに取材もしなければいけない、取材したくても作る方も進めないと…というジレンマに陥り、今回は製作を諦めることにしました。
ウロウロしながら皆さんの楽しそうな様子をのぞき込むだけの2時間でした。


レッスン会場はいつもの国際21のお部屋。
参加したのは伊藤さん、吉井さん、馬場さん、月岡さんで、全員がアンティーク講座の常連の方々でした。
それもそのはずで、以前に小さなフレームを作ったところ「もっと大きなものを」というリクエストがあったために開催することになったものです。





黒いトルソーにウエディングドレスを着せ、
フレームにはお花を飾る豪華な作品の見本は、
いつものように中澤先生のオリジナル。
今回はフレームが大きいので使うレースの量もふんだん。



特に伊藤さんは5万円の特大コースですから、すでに特別なレースが机上に用意されていました。
もちろんすべて一点物のアンティークレース。
同じものはふたつとありません。



リボンを張ってトルソーを置くところまでは順調。
次はアンティークレースにハサミを入れる番です。
貴婦人の襟元を飾っていたのかもしれないレース、いつかの時代の誰かを夢の世界に誘ったピローケース。



最初はなんとか切らずに利用しようと試行錯誤する方もいましたが、
坂本先生の「素材として活用してこそ意義があります」の言葉に押されてハサミを入れると、後はもう大胆です。




レースの模様が映える位置を探し、ドレープをつけてみたりシンプルな一重にしてみたりと飽きることなく楽しく迷う。



見ている側にとっても幸せなひとときでした。
作り手の心まで感じられる繊細なアンティークレースは、ほんのちょっと手を加えるだけで、
敏感に作品の表情を変化させてくれます。




「娘が気に入ってもあげない」などの冗談も飛び出す和気あいあいの雰囲気の中、素晴らしい作品が完成しました。
見ているだけ、読んでいるだけではもったいないアンティークレースの無限の魅力。
次はやっぱり体験レポートにしたいと思います。


このほかのイベントレポートはこちら⇒


イベント情報

フェイクスイーツを体験しよう!「ロールケーキ」編

人気のフルーツたっぷりのロールケーキを粘土で作ってみましょう!
ふわふわのスポンジの中にぎっしり詰まったクリームとカラフルなフルーツたち。
はじめてでも大丈夫です、ていねいに指導いたします!
ぜひお友達同士お誘いあわせてお出かけくださいね。


開催日 6月2日(木)または11日(土)
時間 いずれも10:30~12:00
料金 受講料無料、材料費3,675円
場所 ながの東急カルチャー教室にて
お申し込み カラコレス  0120-112-897 
info@caracoles.jp
または ながの東急友の会 026-224-1389まで

耳寄り情報

携帯から体験レッスンの
お申し込みが出来るようになりました。

こちらのお申し込みフォームからどうぞ!



今週のデザイン

ソーラーフラワー-が清楚なアジサイのバッグ型ブーケ

研究コースの課題として採用したバッグ型ブーケです。
カラコレスでも人気の高いソーラーローズを真ん中にあしらい、周りをたっぷりのアジサイで囲みました。
アクセントに入ったガラスのリーフがなんともキュートです。


(1)材料はバック型ベース、ソーラーフラワー、アジサイ、アートリンゴ、
  ミューリアイ、ベビーウッドローズ。
(2)ベースにオアシスをセットし背面に紙を敷いて処理をする。
(3)素材にワイヤリングをする。
(4)中央にソーラーフラワーを段差をつけてまとめ、その周りにリンゴを挿す。
(5)アジサイでデコレーションして、小さな木の実を入れて完成。



カラコレスではこのほかにも様々なレッスンをご用意しております。
先ずは体験レッスンを受けてみたいという方のために無料体験レッスン(受講料無料、材料費<税込>2.000円)もご用意しております。
無料体験は毎回好評ですぐ予約終了となりますので、お申し込みは今すぐどうぞ。


無料体験レッスン申込はこちらで⇒

ウェディング

今週のウェディングショッピング

ピンクのフラワーバスケット

こんなかわいい花かごがあったら、パーティーの緊張も一気に吹き飛んじゃいそう。
ピンクの濃淡から軽いリズム感が生まれます。
ヘッドドレスも色を合わせて。
花嫁さんのキャンドルサービスの笑顔がひときわ映えるブーケです。


お申込は今すぐこちらから⇒

現在発売中の、「こまちウェディング長野版4/20発売号」および月刊「長野こまち5/25発売号」にカラコレスの情報掲載中です。
ぜひチェックしてくださいね!

カラコレス特製のとっても可愛いウェディングアイテムの作り方が無料でダウンロードできちゃう!

こまちウェディングのページに登録をすると素敵なウェディング小物の作り方満載のページをご覧いただけます。
今回はカラコレスでもデザイン協力をしていて、ボンネットや髪飾り、リングピローやウェルカムボードなどなど・・・
なんと! 10点ものオリジナルプリザーブド小物の作り方を教えて差し上げちゃいます。
他にもペーパーアイテムやスイーツなどなど楽しい作り方が満載。
ぜひ登録してウェディングに役立ててくださいね!



メディアレポート

長野市民新聞掲載記事

長野市民新聞さんに許可を得て記事を再掲しますので、お読みにならなかった方はこちらからどうぞ。


2011.5.17号掲載
リボンのウェディングケーキ「ギャップが生み出すおもしろさ」道具は遠い世界から探す 坂本裕美



ちょっとした煮物の用の「おとし蓋」、私が使っているのは小型の蒸し器のスチームプレートです。 丸いステンレスに穴がぽつぽつ開いていて数センチの足が付いた。 これを素材の上にさかさまに乗せると即席おとし蓋の完成。 灰汁取りも一緒に出来るのでベンリ。 本業の蒸し器としてより「おとし蓋」としての登場回数のほうが多いかもしれません。




リボンの結び目部分は、
ケーキの台に巻く部分より5ミリくらい幅を太くすると
見栄えが良くなります。
仕上げにリボンの端は爪楊枝をちくちくさして
布の質感を表現しました。


決まりきった使われ方にとらわれない「創意工夫」という言葉、自由で生き生きしていて好きです。

アート関連のスクールを仕事にしていて、仕事の流れやデザインそのものに閉塞感を感じるようなときには、普段とは違う組み合わせをしてみると新鮮な発見がありました。

今ないものを作りだすことは出来ませんが、組み合わせを変えるだけなら簡単です。
ヒントは「○○用にあるものを△△用に代えて使ってみる」だけ。
しかも最初の○○は、今いる△△の場所からかけ離れているほど、ギャップが面白く効果が大きいように思います。

今までも梱包用の麻紐がエレガントなアレンジ素材に変身したり、つや消しスプレーを和紙にふいたら独特の風合いを出せました。

今回の「 リボンをテーマにしたフェイクのウエディングケーキ」でもリボンの質感を出すのに、少々変わったものを利用。
「エンボススタンプ」と「デコ弁当用のハート型」です。
エンボススタンプは紙に押し付けかわいいデコボコの型押しを作るスタンプです。
蝶の形を押してみました。
デコ弁当の装飾パーツも抜き型やピックがそろっていておすすめです。
発想を変えた使い方でオリジナル作品を楽しんでみましょう。
 

カラコレス・プリザーブド&ドライアートスクール代表 坂本裕美


そのほかのメディア掲載についてはこちらから⇒


今回のキットショッピング

ソーラーローズのクラシカルポット

ソーラーローズの白がこれからの季節に映えます。
小ぶりでもインパクト充分なクラシックなポットに、シックな素材だけを詰め込んで・・・。
本棚の一角を飾るのにちょうど良いサイズです。


お申し込みはこちらから⇒



インスピレーションの種

放課後、中一の長男が家に少年達をたくさん連れてきた!
サッカー少年たち、陸上少年やテニス少年も・・・。

冷たい麦茶とおやつを出して、
この風景、小学生の時と全然かわんないなあ。

DSとかでわいわいがやがやしている彼らを見て、
これがいつ「青少年」に変化するのかしら・・・と思う母であった。




(Hiromi Sakamoto)


予告
次回のデザイン紹介

夏を先取りした白い貝殻のさわやかなアレンジ

白い貝殻とネットで大胆な構成をしてみました。
ボリュームのある素材の割にコンパクトなベース部分。
バランスを取るのが少々難しいかもしれません。
そのアンバランスさもふくめて
初夏の移りげな空気を表現します。


カラコレスの無料体験レッスン申込はこちらで⇒



Facebookのカラコレスのファンページが元気です。

11月にスタートしたカラコレスのファンページ「クラフト好き集まれ!」
にいろいろな皆様から投稿が始まっています。
http://on.fb.me/gyrJtK
カラコレスの受講生や、アンティーククラフトの生徒さん、カメラ講座でいらしたビーズや消しゴムはんこの先生、一般のクラフト好きの方の投稿などなど。

フェイスブックはmixiのようなSNSで、人と人とのつながりを促進、サポートするコミュニティサービスです。世界で5億人の人が利用していてアクセス数はGoogle以上。

カラコレスが作ったのは、ジャンルを超えてクラフト仲間があつまり作品発表や情報交換をする場所です。ここから何か新しいものが生まれてくる予感がします♪
ほぼ毎日更新していますので覗きにきてね。楽しいクラフトの画像もたくさんです。簡単なので登録して「いいね!」ボタンを押してクラフト仲間になりましょう!

登録の仕方はこちらをご覧くださいね。


SBCテレビ「3時は!ららら♪」のテーブルディスプレイが
カラコレスの制作のアレンジになって放送中です。

宮入アナと生田アナの前のテーブルをPOPに飾る、オレンジと黄色のアーティフィシャルフラワーアレンジです。ぜひ番組内でごらんくださいね。
エンドロールにも美術協力でカラコレスの名前が出ていますよ!

SBC「信越放送」テレビ「3時は!ららら♪」
月~金 午後2:55~3:50 毎日放送中!


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信濃毎日新聞社 B5版 80ページ オールカラー
定価1.785円(税込み)

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