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北欧の雰囲気伝える プリザーブドフラワー - 信濃毎日新聞掲載記事

信濃毎日新聞掲載記事
「北欧の雰囲気伝える プリザーブドフラワー」
2005.12.03号掲載

長野 坂本裕美さんが出版


 生花の風合いを保つように加工した「プリザーブドフラワー」を使い、独自のアレンジを作っている長野市の坂本裕美さんが、
「プリザーブド&ドライアートの世界-出会いは時を超える」(信濃毎日新聞社刊、一七八五円)を出版した。
北欧のデザインや和の雰囲気も取り入れた作品の写真を掲載。
多くを学んできたデンマークの様子も盛り込んだ。

B5判、80ページ。季節やイベントに合わせた作品50点ほか、基本となるアレンジテクニックも紹介している。
プリザーブドフラワーに木の実、貝、ダチョウの卵の殻、ビーズ、リボン、和紙などをあしらった、落ち看いた雰囲気の作品が目を引く。

 坂本さんは1995年からドライフラワーアート教室を同市内などで主宰。
自らデンマークを訪れて仕入れる色を抑えた素材を使い、独特の作品を発表している。
「街の様子やデコレーションがアレンジのヒントになる」といい、本書でも坂本さん撮影の写真で北欧の雰囲気を伝えている。

 プリザーブドフラワーは、特殊な液に浸して加工し、生の花のような状態で保存できる花で、ここ数年人気が高まっている。
坂本さんは「生の花と同じアレンジをしなくていい。いろいろな素材と組み合わせることで、表現の可能性が広がっていくことを知ってほしい」と話している。

 信濃毎日新聞社本社(長野市南県町)一階エントランスホールでは、6日から1月6日まで、本書掲載作品を中心に坂本さんの作品20点を展示する。
日曜・祝日を除く午前8時45分~午後6時(土曜は5時)まで。

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